騎手歴・6年
勝多 みゆ(かつた・みゆ)
お仕事内容
馬に関わってきた全スタッフ、馬主さん、
競馬ファンなど、すべての人の夢と想いを
背負って、馬とともにレースを走る
お仕事だよ。
レースがない日も、馬の調教
(速く走るためのトレーニング)を手伝って、
いろんな馬のクセや個性を学ぶんだ。
体幹や下半身を鍛える、
自分の筋トレもマスト!
心がけて
いること
レースの展開も大事だけど、
勝因の8割ぐらいは、
馬の能力をうまく引き出せるかどうか。
これが難しいけどやりがいでもあるんだ。
厩務員(きゅうむいん)さんに馬の性格やクセ、
体調を聞いたり、調教師さん(調教の責任者)と
一緒に調教メニューを考えたり、
いろんな人の意見を積極的に聞いて、
馬の個性をつかめるようにしているよ。
大変なところ
いちばんは、勝てないと馬に
乗れなくなるってところかな。
騎手って、馬主さんや調教師さんに
指名してもらって初めて、
馬に乗せてもらえるんだ。
だから、体重含めてしっかり
自己管理したり、いろんな厩舎※をまわって
調教を手伝ったり、勝つためにできる努力
をコツコツ重ねて、信頼してもらえるよう
にがんばってるよ。
※
レースを控えた馬が生活している小屋のこと。
調教師さんが、調教助手さんや厩務員さんを
雇い、馬主さんから預かった馬のお世話や調教
を管理している。
しあわせな
瞬間
やっぱり先頭でゴールした瞬間は、
とにかくうれしい。
やった!って。
みんながよろこんでくれるのもうれしい。
ほかのスポーツと違って、
馬と人がひとつになってつくりあげる
素敵な世界だなって思う。
1日の流れレース開催日の例
…騎乗レースの分だけ繰り返す項目
- 02:45
-
厩舎に出勤
- 03:00
-
厩舎スタッフとともに
調教準備をして調教 - 05:00
-
タクシーで競馬場へ出発
- 06:00
-
競馬場のジョッキールームで
朝食・休憩 - 09:00
-
前検量
(レース前の体重測定) - 09:10
-
装鞍・パドックなど
- 10:10
-
レース
- 10:15
-
後検量
(レース後の体重測定) - 10:18
-
表彰式(優勝の場合)
- 10:20
-
コメントの提供
- 15:30
-
最後の騎乗レースが
終わり次第片付け&帰宅
(翌日もレースの場合は次の
競馬場の調整ルーム※へ)
※
居室、食堂、娯楽室、浴室(サウナ)が完備
された宿舎。コンディション調整のほか、
外部との接触を避ける目的があるよ。
休日は
何してる?
月曜日がお休みなんだ。
ゴロゴロしたり、ゲームをしたり。
でも、ついつい自分が乗らせてもらった
レースを振り返ったり、先輩たちの
レース映像を見漁ったり、なんだかんだ
競馬のことを考えているような…。
早く先輩たちに追いつきたい!
お仕事
アイテム紹介
気になるアイテムをタップしてね!
騎手
になる方法
騎手になるには、
競馬学校の卒業がマスト!
まずは競馬学校に入ろう。
騎乗経験がなくても受験できるよ。
START!
競馬学校
まずは競馬学校の騎手課程に応募しよう。合格すると、全寮制の学校生活がスタート。騎手になるためのいろいろな勉強や訓練をしていくよ。期間は約3年。
応募資格
競馬学校入学時に中卒以上の学歴、
または中卒同等以上の学力を有し、
15歳以上20歳未満の者。
その他、体重制限や視力規定あり。
免許を取得
騎手免許試験
競馬学校の在学中に、JRAの騎手免許試験を受験するよ。内容は、学力(筆記・口頭面接)、騎乗技術、身体検査、人物考査(面接)の4つ。
試験に合格することで競馬学校の全課程が修了。卒業後は、東西いずれかのトレセン厩舎に所属して、プロの騎手人生が始まるよ。
騎手
キャリアパス
-
Case
01調教師
騎手の平均引退年齢は30代後半〜40代。
調教師に転向するケースも多いよ。
調教師になるためには、調教師免許の
試験に合格する必要があるんだ。
調教師は会社でいうと社長。
自分の厩舎を持ち、馬主さんから
預かった競走馬の管理や、厩舎スタッフ
の雇用・育成、馬の調教などを行うよ。
定年は70歳。 -
Case
02調教助手・厩務員
調教師にならなくても、
馬乗りの技術を活かして、
調教助手に転向することもできるよ。
競走馬の心と体に寄り添って
お世話をする厩務員という選択肢も。
いずれも定年は65歳。 -
Case
03海外レースでの活躍
日本の馬とともに海外に行って
レースに参加したり、
騎手が単独で海外に行って
ある程度の期間、海外で騎乗したり。
日本で勝利を重ねていれば、
大きなチャンスも舞い込んでくるよ。
よくある質問
もっと
知りたい!
-
先輩騎手たちのインタビューや
平日の過ごし方など、騎手について
詳しくはこちら↓↓日本中央競馬会(JRA)
競馬学校
「騎手を目指す方へ」 -
施設紹介やカリキュラムなど、
競馬学校について
詳しくはこちら↓↓日本中央競馬会(JRA)
競馬学校
「競馬学校紹介」