FILE44
奇跡を呼ぶHEROヒシミラクル
ヒシミラクル
ヒシミラクル
HERO’s Profile
  • 出生年月日
    1999年3月31日
  • サツカーボーイ
  • シュンサクヨシコ
  • 調教師
    佐山優 (栗東)
  • 競走成績
    28戦6勝
  • 主な勝鞍
    • 2003年 宝塚記念GⅠ
    • 2003年 天皇賞(春)GⅠ
    • 2002年 菊花賞GⅠ

豊富なスタミナでGⅠ連勝を果たし、「ミラクル」ではなく真の実力を見せつけた。

ヒシミラクルは3歳の夏以降から力を付け始め、10番人気で臨んだ菊花賞でのGⅠ初制覇、そして天皇賞(春)、宝塚記念も人気薄で勝利し、「ミラクル」な能力をGⅠの舞台で証明してみせた。

主戦を務めていたのは角田晃一騎手(現調教師)である。ヒシミラクルの息の長い末脚は長距離でこそ活きると信じ、菊花賞では2周目の向正面から進出を開始。直線に入ってからもスピードは落ちることなく、そのまま押し切って優勝、見事菊の大輪を咲かせた。翌年の天皇賞(春)でも、菊花賞の再現とばかりに3コーナーから一気にまくり、最後の直線で先行勢を捉え、2つ目のタイトルを獲得。続く宝塚記念では、シンボリクリスエス、ネオユニヴァースといった一線級の中距離馬も多数出走しており、ステイヤーとしての特徴を生かしたレースをしてきたヒシミラクルは苦戦が予想されていた。だが、先行勢が脱落していく消耗戦となり、豊富なスタミナを生かして見事GⅠ連勝を果たし、わずか1年もの間にGⅠ3勝をあげ、「ミラクル」ではなく、真の実力を見せつけた。

その後は怪我に悩まされたが、怪我することなく無事に走っていれば、次はどんな「ミラクル」を起こしてくれるのかと期待するファンも多かったであろう。その名に相応しい走りを見せたHEROとして、いまも競馬史に刻まれている。

HERO’s Profile
  • 出生年月日
    1999年3月31日
  • サツカーボーイ
  • シュンサクヨシコ
  • 調教師
    佐山優 (栗東)
  • 競走成績
    28戦6勝
  • 主な勝鞍
    • 2003年 宝塚記念GⅠ
    • 2003年 天皇賞(春)GⅠ
    • 2002年 菊花賞GⅠ
HEROたちをもっと見る