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母仔制覇の夢を叶えたHEROアカイトリノムスメ
アカイトリノムスメ
アカイトリノムスメ
HERO’s Profile
  • 出生年月日
    2018年4月16日
  • ディープインパクト
  • アパパネ
  • 調教師
    国枝栄(美浦)
  • 競走成績
    8戦4勝
  • 主な勝鞍
    • 2021年 秋華賞GⅠ
    • 2021年 クイーンカップGⅢ

母と重なる彼女の鋭い伸び脚は、三冠最終戦で結実した

史上2頭目の無敗の三冠馬ディープインパクトと、史上3頭目の牝馬三冠馬アパパネの間に誕生した超良血馬。母の馬名がハワイに生息する赤い鳥の名前に由来することから、アカイトリノムスメと名付けられた。自身も両親も、そして母の父も母の母も金子真人氏が所有する競走馬という「金子オーナー血統」であることも話題になった。

母と同じく美浦・国枝栄調教師の管理馬となり、デビュー2戦目、2020年10月の2歳未勝利戦で初勝利をあげる。次走の赤松賞、翌2021年初戦のクイーンカップも勝ち、3連勝で重賞初勝利を遂げた。

牝馬三冠競走の皮切りとなる桜花賞では、同馬主の白毛馬ソダシからコンマ2秒差の4着。母仔制覇が期待されたが、かなわなかった。ソダシに次ぐ2番人気に支持されたオークスでは、直線で馬群を割って伸びたが、ユーバーレーベンに1馬身及ばぬ2着。母仔制覇の夢はまたも持ち越しとなる。

クライマックスは牝馬三冠競走の締めくくりとなる秋華賞。中団の外目から直線で鋭く伸び、鮮やかな差し切り勝ちをおさめた。GⅠ初勝利を、レース史上初の母仔制覇で飾った。まさに三度目の正直。最後の一冠で良血の底力を見せつけた。

紡がれてきた偉大な血脈を繋いでいくことが彼女に課せられた次なる使命。アカイトリノムスメは母としても大きな期待を背負っている。

HERO’s Profile
  • 出生年月日
    2018年4月16日
  • ディープインパクト
  • アパパネ
  • 調教師
    国枝栄(美浦)
  • 競走成績
    8戦4勝
  • 主な勝鞍
    • 2021年 秋華賞GⅠ
    • 2021年 クイーンカップGⅢ
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