FILE59
夢を叶えたHEROメジロマックイーン
メジロマックイーン
メジロマックイーン
HERO’s Profile
  • 出生年月日
    1987年4月3日
  • メジロティターン
  • メジロオーロラ
  • 調教師
    池江泰郎 (栗東)
  • 競走成績
    21戦12勝
  • 主な勝鞍
    • 1993年 宝塚記念GⅠ
    • 1991年・1992年 天皇賞(春)GⅠ
    • 1990年 菊花賞GⅠ

今もなお最強ステイヤーとして人々の記憶に残り続けている

現在も最強ステイヤーとしてその名を挙げる人が多いメジロマックイーンは、1990年の菊花賞を優勝。それにより、オーナーサイドの「悲願」である「天皇賞父仔3代制覇」が現実味を帯びてきた。

メジロ牧場を創設した北野豊吉氏はメジロアサマと、その産駒メジロティターンで、天皇賞父仔2代制覇を達成。しかし、メジロティターンの産駒の走りを見ぬまま、84年に亡くなった。

「ティターンの仔で、天皇賞父仔3代制覇を遂げてほしい」
そうしたオーナーの「遺言」に応えるべく、陣営は武豊騎手を新たな主戦騎手とし、91年の天皇賞(春)に臨んだ。結果、メジロマックイーンは好位から力強く抜け出し、史上初となる天皇賞父仔3代制覇の偉業をなし遂げた。

翌92年の天皇賞(春)では、1歳下の無敗の二冠馬トウカイテイオーと対決。前走からトウカイテイオーの主戦となった岡部幸雄元騎手が、その乗り味を「地の果てまで伸びるようだ」と表現すると、武騎手は「こちらは天まで昇りますよ」と応じるなど、一騎討ちムードで盛り上がった。「天下分け目の決戦」とも言われたこのレースを、メジロマックイーンは圧勝した。

生涯での総獲得賞金は10億1465万7700円であり、JRA史上初の10億円ホースとなった芦毛の王者メジロマックイーン。無尽蔵のスタミナを武器に、圧巻のロングスパートでターフに君臨しつづけた。

メジロマックイーンは、三冠馬オルフェーヴル、GⅠ6勝ゴールドシップの母の父としても知られ、その血脈は今なお受け継がれている。

HERO’s Profile
  • 出生年月日
    1987年4月3日
  • メジロティターン
  • メジロオーロラ
  • 調教師
    池江泰郎 (栗東)
  • 競走成績
    21戦12勝
  • 主な勝鞍
    • 1993年 宝塚記念GⅠ
    • 1991年・1992年 天皇賞(春)GⅠ
    • 1990年 菊花賞GⅠ
HEROたちをもっと見る