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名血を繋いだHEROアグネスフライト
HERO’s Profile
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- 出生年月日
- 1997年3月2日
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- 父
- サンデーサイレンス
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- 母
- アグネスフローラ
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- 調教師
- 長浜博之 (栗東)
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- 競走成績
- 14戦4勝
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- 主な勝鞍
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- 2000年 日本ダービーGⅠ
- 2000年 京都新聞杯GⅢ
- 2000年 若草ステークス
正念場で勝ち切る勝負強さが、彼を勝利へと導いた
祖母はオークス馬アグネスレディー。母は桜花賞馬アグネスフローラ。そして父はのちに13年連続リーディングサイヤーとなった大種牡馬サンデーサイレンス。そんな超良血馬アグネスフライトの主戦騎手となったのは、祖母と母の主戦でもあった名手・河内洋騎手だった。
脚元が弱かったため、デビュー戦は旧4歳時の2月と遅くなったが、4馬身差で快勝。続く若葉Sは敗れるも、若草Sと京都新聞杯を勝ち、2000年の第67回日本ダービーに出走した。
道中最後方を進んだアグネスフライトは、直線で大外から末脚を伸ばす。先に抜け出し独走態勢に入った武豊騎手のエアシャカールを1完歩ごとに追い詰め、横並びになったところがゴールだった。
河内騎手と武騎手は、共に武田作十郎厩舎に所属した兄弟弟子だった。勝ったのは兄弟子の河内騎手か、弟弟子の武騎手か――。写真判定の結果、ハナ差で河内騎手のアグネスフライトが勝利をおさめた。河内騎手は17回目の挑戦で、ついにダービージョッキーとなったのだ。
この勝利により、アグネスフライトは日本競馬史上初となる親仔3代クラシック制覇を達成。名手の悲願を叶え、自身の母系に栄誉をもたらした。ここぞというときに勝ち切る良血馬ならではの勝負強さを持った名馬であった。
HERO’s Profile
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- 出生年月日
- 1997年3月2日
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- 父
- サンデーサイレンス
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- 母
- アグネスフローラ
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- 調教師
- 長浜博之 (栗東)
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- 競走成績
- 14戦4勝
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- 主な勝鞍
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- 2000年 日本ダービーGⅠ
- 2000年 京都新聞杯GⅢ
- 2000年 若草ステークス