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変則二冠のHEROディープスカイ
ディープスカイ
ディープスカイ
HERO’s Profile
  • 出生年月日
    2005年4月24日
  • アグネスタキオン
  • アビ
  • 調教師
    昆貢 (栗東)
  • 競走成績
    17戦5勝
  • 主な勝鞍
    • 2008年 日本ダービーJpnⅠ
    • 2008年 NHKマイルカップJpnⅠ
    • 2008年 神戸新聞杯JpnⅡ

距離延長をものともしないその対応力で勝利を掴みとる。

マイルとクラシックディスタンスという、異なるカテゴリーのGⅠを勝利。しかも、3歳春のNHKマイルCと日本ダービーというたった3週間の間で、ディープスカイはその快挙を成し遂げたのだ。

ディープスカイの競走馬としての歩みは決して順調ではなかった。初勝利まで6戦を要しただけでなく、重賞初制覇となった毎日杯も6番人気という低評価だった。
クラシック出走に十分な収得賞金を得たが、皐月賞をパスし、NHKマイルCへ出走。ここで1番人気の支持を集めると、その期待に応えるかのように見事優勝する。GⅠ馬となり次に挑んだのは、3歳馬の頂点を決める日本ダービーだった。前走より800mの距離延長をものともせず、直線で鮮やかに突き抜けて勝利。NHKマイルCと日本ダービーを制したのは、2004年のキングカメハメハ以来7年ぶり、史上2頭目の快挙であった。

秋には古馬との対戦となり、天皇賞(秋)ではウオッカとダイワスカーレットの歴史的な名勝負が繰り広げられる中、ディープスカイも2頭と同タイムの3着に入着。続くジャパンCでは2着と、古馬一線級と互角に走り翌年も活躍が期待されたが、安田記念2着、宝塚記念3着の後に屈腱炎を発症し引退となった。

ディープスカイ以降、NHKマイルCと日本ダービーを制した馬は現れていない。3歳春に短期間でGⅠを連戦する厳しさも含め、抜けた能力がなくては達成できないという証なのかもしれない。

HERO’s Profile
  • 出生年月日
    2005年4月24日
  • アグネスタキオン
  • アビ
  • 調教師
    昆貢 (栗東)
  • 競走成績
    17戦5勝
  • 主な勝鞍
    • 2008年 日本ダービーJpnⅠ
    • 2008年 NHKマイルカップJpnⅠ
    • 2008年 神戸新聞杯JpnⅡ
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